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ホームレスサッカー(ドキュメンタリー)を観た

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ホームレスサッカー(ドキュメンタリー)を観た

06年に南アフリカのケープタウンで48チームが参加して行われたホームレスによるサッカーW杯。アル中や薬中といった依存性に苦しむ選手たちは、1カ国8人という厳しい選考会を勝ち抜く。ときに理性を失い怒り狂ったり、薬物の後遺症とも戦いながら、大会を通じて社会性や生きる喜びを取り戻していく選手たちの等身大の姿に迫った作品だ。



もちろんサッカーを主題とした映画ではある。だが、アイルランドやケニアなど数カ国の選手をピックアップし、彼らが路上で暮らすことになった背景も綿密に描かれており、各国のホームレス事情がよく分かる。そして大会や人生にかける彼らの熱い思いもひしひしと伝わってくる。サッカーに国境はない、フィールドに立ってしまえば、貧富の差など何の関係もない。



学生時代にホームレス支援活動をしていたとき、様々な才能を持った人に出会えた。元高校野球のエース、伝統工芸の職人、エンジニア…。病気や酒、借金などを原因として、豊かな才能を発揮する機会を失い、巡り巡って路上に行き着いた人も多い。



ホームレスW杯は、彼らが未来を切り開くための大きな舞台だ。実際、参加選手の3分の2が依存性から立ち直り、3分の1が職に就いたそうだ。サッカーの持つ無限大の可能性を再確認し、彼らの再出発を喜んだ。
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